FXでニュージーランドドルの取引を

FXで取引できる通貨は業者によって異なってきます。12通貨ペア程度が一般的ですが、多い業者だと100通貨ペア以上の取引が可能になります。当然取り扱っている通貨の数が多ければ多いほどマイナーな通貨を取引できることになるのです。

そんな中、メジャー通貨としてほとんどすべてのFX業者で取引を取り扱っているのがニュージーランドドルです。この通貨は言うまでもなくニュージーランドで流通している通貨のことで、「キーウィドル」という名称がついています。

ニュージーランドという国は知名度は高いものの、経済の分野に関しては必ずしも世界的に大きな影響力を持っているとはいえない国です。にも関わらずなぜFXの取引でニュージーランドドルが広く行われているかといいますと、その金利の高さが原因にあります。

金利はFXを行ううえで非常に重要なポイントとなります。なぜならFXにはスワップポイントという概念があるからです。日本は金利が非常に低いため、金利の高い国の通貨を取引する際にはスワップ金利が発生します。つまり、その通貨を購入し、保持しているだけでも一定の利益を見込むことができるわけです。ニュージーランドは金利が高いため、このスワップ目的で取引を行うケースが非常に多いのです。そのため、ほとんどの業者ではニュージーランドドルを取り扱っているのです。

このように、ニュージーランドドルは一攫千金というよりは安定した利益を目指す場合に適した通貨といえます。FXに手を出す際にはぜひともチェックしておきたい通貨といえるでしょう。

FXにおけるニュージーランドドルの特徴

金利が高いことで知られるニュージーランドドル。FX取引で取り扱っている主要通貨のひとつです。スワップ金利目当てで取引をしている人も多いのではないでしょうか。

そんなニュージーランドドルの特徴は金利だけではありません。ほかにもさまざまな特徴・長所などがあります。まず経済の安定性。隣国のオーストラリアとともに安定した経済状況を維持していることで通貨の変動も比較的少ないことが知られています。そのため、高い利益こそ望めないものの、相場の急変で大損するといったリスクが少ないのです。この点の安定性もニュージーランドドルの大きな特徴といえるでしょう。

それからもうひとつ、オーストラリアドルとの関係。経済的に非常に密接な関係にあるニュージーランドとオーストラリア。とくにニュージーランドにとっては輸出、輸入ともにオーストラリアが最大の相手国となっています。
言い方は悪いですがオーストラリア経済に依存しているという面もあります。そのためオーストラリアの経済情勢の影響を受けやすいという特徴があります。相場は政財界の要人の発言などで大きく変動することはよく知られていますが、ニュージーランドドルの場合は本国だけでなく、オーストラリアの情勢もよくチェックしておく必要があるのです。また、相場の動きがオーストラリアドルと連動するケースも多いのも特徴です。

こういった特徴をよく踏まえたうえで取引をすれば安定した利益を見越すことができるでしょう。

FXにおけるニュージーランドドルの注意点

経済的にも安定し、また高い金利であることからFXでも人気の高いニュージーランドドル。安定して取引を目指す人にとくに向いている通貨といわれています。

しかし、どんな通貨であれ必ず利益があがるということはありません。必ずリスクが伴ってくるもの。ニュージーランドドルもその例外ではありません。

まず経済状況。確かに安定した経済状況にあるのですが、財政赤字を背負っているという弱点があります。資源に恵まれている反面、地元産業に弱いニュージーランドは世界の経済状況の影響を受けやすいとも言われています。そのため信用不安が起こることで通貨が一時的に急変する可能性もあるのです。

それから大規模な資金の流入。ニュージーランドドルの金利が高いのは外貨を獲得しやすくするための経済政策によるもの。そのため外国の資本が一時期に大量の資金を投入することで相場が急変する可能性もあるのです。こういった資本の流入による相場の変動は大きなチャンスをもたらす契機にはなりますが、逆に大損をもたらすリスクももたらすことになります。現実問題として個人投資家がこういった機会に大きな利益を売るのは難しいものです。

ですから、ニュージーランドドルに投資する場合は一攫千金を目指すのではなく、長期的なビジョンに立った安定した取引が必要になります。レバレッジを高く設定するなどギャンブル性は求めず、スワップ金利による利益を主目的にするなどこの通貨にあった取引方法が求められるのです。